■鈴鹿殺人事件で2025年2月7日(金)に要請行動を行います。ぜひともご参加ください



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〇もう逃げられない検察・警察、そして裁判所。
袴田事件で再審無罪確定。福井女子中学生殺人事件で再審開始決定確定。どちらの事件も、捜査側が隠していた証拠が開示され、その中にねつ造や、捜査機関の違法行為を示すものが含まれていた。それも数十年前の物が。
今後、「再審法」整備などが進むが、一足飛びに再審における全面証拠開示にならなくとも、これからは多くの証拠が開示されていく方向はもう止められない。裁判所の強い勧告など、行われていく流れは止まらない。
その時、国民が目にするのは、開示されていく証拠の中に、「無実」を示す物があるということに留まらず、数十年前の捜査機関の不正が次々に明らかになることだ。
検察そして警察は、すでに戦々恐々としているに違いない。もちろん裁判所も無傷ではいられない。誰にもわかるえん罪を、検察の主張に乗って認めてきた責任はどうするのか。えん罪というのがわからなかったというのは、無能であることを示すものか、無責任であったことを示すもののどちらかでしかない。
であるからして、今後、再審における証拠開示問題は、これまで以上の徹底した抵抗にあうことになる。法務省が抵抗しているのはここにも大きな理由がある。
誰も過去の犯罪行為を暴かれたくないのだ。
しかし自分たちのしてきたことを見直してほしい。袴田さんの例を引けば、有罪(死刑)にするために証拠をでっち上げて、隠し通してきた。まして「再審開始」が出てからも10年間も徹底した抗戦。さらには検察が再審裁判で死刑求刑をした罪からどうやって逃れようというのか。まさに通常審のような主張を繰り返してきたではないか。
そうであるならば、今後の再審裁判においては、弁護側が、検察及び警察の証拠の全面開示を迫るべきだ。そうしておぞましい隠された違法行為を明らかにして、さらに証拠開示の流れを奔流とすべきだ。鹿児島県警はその前に証拠を廃棄すべきとの通達を出したようだが。
「こんなことまで検察はやっていたのか」という、はっきりした事実が次々に掘り起こされていく。それをすべてのえん罪被害者は待ち望んでいるのだ。
これから刑事司法に関わる、すべての人たち(とくに若い世代の人)にお願いしたい。いま日本の刑事司法は腐りきっている。そのため推計として、年間1000件近いえん罪が起こっているのではないかという声もある。みなさんにはいまあるえん罪事件について「そうだそうだ」ということだけでなく、まだ知られていない多くのえん罪事件の調査に関心を持ってもらいたい。可能なら調査に着手してほしい。多くの人たちが、えん罪に関心を持つことを、検察などが一番恐れている。
鈴鹿殺人事件においても、おぞましい証拠が大量に隠されているからこそ、検察はすでに反論不能に陥っているにもかかわらず、審理を無制限に引き伸ばし、裁判所はそこに追従している。そうでないというなら、裁判所は改めて、証拠開示を検察に強く迫るべきである。検察は進んで証拠を開示し、敗北を認めるべきである。
無実の加藤映次さんを自由の身にするために、早急に判断を行うべきである。

















日本国民救援会    愛知県本部

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